たまや3号 その4

    私が 「たまや3号」にこだわる最大の理由は

    「生音とスピーカー再生音では指向特性が違う」

    という点にあります。

    楽器の音は点音源であり、その音が放たれた瞬間から四方八方の空間に拡がります。

    それはまるで、水たまりに小さな小石を投げ込むと、そこに波が派生して放射線状に波が広がっていくようなものです。音の場合は空気を媒介しますので、その波の広がりは360度全ての方向に広がっていくわけです。

    それを証明するのは

    サントリーホールのような、客席全体が舞台を囲むような形(アリーナ形式)のコンサートホールがあるからです。

    B2010-6-7-1.jpg


    上の写真の場合、手前のお客さんは演奏者と対面に音楽を聞くことが出来ますが、後ろの客席にいる人は、指揮者と対面になるわけです。360度音が広がらなければ、こんな設計のホールは作りません。


    私が10年前にふと思ったことは、

    何ぼ音の良いスピーカーを、このコンサート会場に持ってきても、指向性のあるスピーカーでは、横や後ろにいる観客によい音は提供することは不可能だろう。

    もっといえば、どんなに音の良いスピーカーを持って来ても、音がよく聴こえる人は、スイートスポットにいる数人だけだと。

    そう思った瞬間、「あ、やっぱりスピーカーから出る音は、どんなにがんばっても、生の音とイコールにはならない」と思いました。

    でも、「たまや3号」みたいな、無指向性のスピーカーならば、生と同じとは行かないまでも、せめて

    雰囲気だけでも生に近い音がするんじゃないだろうか?

    B2010-4-27-4.jpg


    そう思ったからです。

    ただ、オーディオという物は、本来 

    俺様が満足する音楽を、俺様だけに聴かせる最高の道具

    なのでしょうね。

    もっとも典型的なスピーカーはこんな感じでしょうか。・・・

    B2010-6-7-2.jpg

    B2010-6-7-3.jpg

    私は数年前から、よい音のさらに上にある音は何か を考え続けました。

    そして、最近ようやくその答えが見つかりました。 それは、

    煩悩を捨てた音、つまり無の音

    です。その瞬間、今まで考えてきたことがすべての裏側が見えるようになったのです。

    私はこれからも、無の音を追求し続けようと考えています。

    だから、たまやシリーズを発売することは止めました。

    無の音を追求しようとするとき、一番やってはいけない事は、商売が絡む事だからです。

    商売とお金は、ある意味「煩悩そのもの」ですが、これを止めてしまうと、生きていけなくなるので止めませんが、でも最終的な出音には、妥協しないつもりで、これからもかんばります。


    たまや3号 その3

    私は、大型スピーカーで、バスレスポートが付いたスピーカーはあまり好きでない。

    というか、今までたくさんいろいろなスピーカーを聞いた結果、最終的な結論は

    バスレフは駄目だ

    ということになってしまった。小型スピーカーならば、もともと低音なんか出ないから、そこまで気にならないのですが、大型となるととても気になってしまいます。

    こんな話をすると、世の中の大型スピーカーはほとんどバスレフなので、

    やっぱりあなたは変人

    と思われてしまうかもしれません。ただ、「もう1人の変人」一ノ関さんも、私と全く同じ考えなのは驚きました。


    11月に行われた、インターナショナルオーディオショーに、今年もまた性懲りもなく、行ってしまいました。

    そんな中、 

    これはいい音だと思ったスピーカーがありました。

    MAGICO 「Q5」

    B2010-6-5-1.jpg

    感動しました。本当に久々に。・・・・

    ジャーマン・フィジクス以来かも

     ぶっちぎりでいい音でしょ。・・・(私の中では。・・・・)

    しかし、値段を見てどひゃー 700万円

    私にとっては1つの目標かもしれません。

    宝くじでも当たらないと買えません。・・・


    そういうわけで たまや3号、シコシコと製作しているわけです。

    ジャーマン・フィジクスとMAGICO 「Q5」の、「ええとこ取り」をしながら、
    価格は15分の1以下で作ることが目標なわけです。・・


    そういえば「たまや3号」作り方ですが

    こんなような板に、

    B2010-6-5-2.jpg

    このようにテープを貼って

    B2010-6-5-3.jpg

    こんな感じで縛っておくわけですね

    B2010-6-5-4.jpg

    私が今まで感動したスピーカーは 3~4個くらししかなく、その中のスピーカーに たまや3号も入るよう

    一生懸命がんばって作っていくつもりです。


    あくまで、私個人の感想です。・・・・


    たまや3号 その2

    イベント情報

    HWTイベント
    11月21日(日) PM 5:30~

    内容:いきいき電源タップ 5連重ね・・実験 
      :心の方向性を変える香水・・・匂いは脳に直結する
    場所 エンゼルポケット秋葉原

    ---------------------------------------------------------------------------------

    たまや3号を製作するにあって改めて気がついたことがあります。

    それは、一ノ関はしつこい ということです。

    「広瀬さんちょっといいですか。ネットワーク調整したんですけど」

    「ハイわかりました。」と言いながら、3階に行って音を聞きます。私も音を聞き始めると、夢中になってしまうほうなので、気がつくと1~2時間あっという間に過ぎてしまいます。「あ、やばい やりかけの仕事が」ということが何度もありました。

    そんな事を、この約2ヶ月間、永遠に繰り返してきました。

    抵抗、コイル、コンデンサ

    1個づつ確かめていくのです。

    もし商売だったら、こんなの何百万円も貰わないと採算は絶対取れないでしょう。

    ハイエンドスピーカーが何百万円もする理由は、やっぱりここにありますよ。

    今の日本で一番高いのは 人件費 ですから。・・・


    ところで、たまやシリーズの思想は、「なるべく自然な物を使う」ということです。最近では巷でよく見かける、「自然食品の店」みたいなものです。例えば、無農薬野菜とか。・・・

    というわけで、今回使用した塗料は 「キヌカ」というものです。米ぬかの油から取れるものです。

    B2010-5-10-8.jpg

    そして、あとはひたすら重ね塗りを繰り返していきます。

    B2010-5-10-9.jpg

    1回塗っただけじゃ駄目です。最低5回くらいです。

    自作を考えている方、ぜひ参考にしてください。


    たまや3号 その1

    いよいよ、たまや3号製作開始です。

    ただ皆さん誤解しないでください。決して私が造るわけではありません。
    やはり、スピーカー作りといえば、一ノ関さん、彼も ビデオ撮影や映像の編集で忙しい毎日を送っているわけですが、何とか無理をしてお願いしました。

    たまや3号は 「いずれ作らなければいけないと」と思っていたのですが、やはりいざ作ろうとすると、どのような設計にするかは、悩んでいました。打診したのは1年前くらいです。彼も3回くらい、設計図を書き直していましたが、ついに6角形に決定しました。

    板材 フォステックススピーカユニット などずいぶんとゴージャスさが足りないと思う人もいると思われるでしょうが、私は

    オーディオは見た目じゃない

    と思っているし、別に売るわけじゃないわけだから、格好はどうでもいいと思っています。大事なことは、細部に神経質なほどこだわらず、いかに安くよい音を出せるか追求したいと思っています。

    今のオーディオというのは、値段を高くしたいがために、わざと些細をゴージャスにして、コストを上げているふしが、見え見えなところが多すぎだと思っています。

    バブルが崩壊して20年近くも経つのに、全く思考が変わっていないのが、オーディオの駄目なところなのでしょうね。

    そういえば、私が学生のころは ハイソカーがはやっていましたが、今ではワンボックスワゴンばっかりですよね。


    時代は変わったんです。


    一ノ関 元一

    店長より、たまや3号の製作を頼まれました。
    その一番の理由は、現在のたまや2号の耐入力にあります。
    もちろん、たまや2号でも、一般家庭ならば十分すぎるほどの音量は出ます。
    しかしエンポケはある程度の広さがあるのと、隣に住居などがないので、かなり音量を上げられる環境にあります。
    そのため、曲によってはもう少しだけ耐入力があった方がいいと感じることがありました。
    そこで、たまや3号です。

    売り物にするわけではないので、手作りでいいとのこと。
    手作りですと、木で円柱にするのは大変です。
    円に切った板を積層するという方法もありますが、かなりの手間がかかります。
    しかし四角柱ではあまりに格好が悪い。
    そこで考えたのが六角柱です。
    これならば、角度切りさえちゃんとしていれば、手作りでも可能です。

    そして、東急ハンズで板を物色していると、桐集成材を見つけました。
    構想では、シナ化粧合板を考えていたのですが、桐材の軽さと質感を見て、板材は桐に決めました。
    東急ハンズで扱っている桐集成材は、継ぎ目が目立ちにくく質感もいいです。
    板を持つとわかりますが、非常に軽くて暖かみがあり、たまやのコンセプトにもマッチしていると感じられました。

    B2010-4-12-1.jpg

    スピーカーの設計図は公開していく予定です。
    ご期待ください。

    たまやの吸音材

    スピーカーは90%は理論によって音が出来上がると思っています。

    だから最初の設計が一番大事。そして何より測定することがもっと大事です。

    基本的な設計が狂っていて、尚かつ自分の耳のみを信用してスピーカーを作ると、とんでもない音になっていることがよくあります。

    しかし、ここで一番の悲劇は自分が製作したものには、

    あふれるばかりの愛情が注がれるため

    盲目的になる

    ことが多いのです。 例えばスピーカーから吸音材を全くとってしまうと

    歪みだらけになってとても聴いていられない音になることが多いはずです。

    その確率は 90%以上

    だと思うのですが 吸音材を抜いた方がよいと言う人も意外と多くいるのです。

    何故

    信用できなければ、測定してみればいいのです。

    たぶんメチャク歪みだらけ

    ただ、吸音材をを入れすぎても音は悪くなります。

    オーディオは本人の趣味だから、自分がよければそれでいいという考え方もありますが、最近では、ブログや掲示板等で、自分のシステムを公開する人も増えています。

    つまり、マニア総評論家みたいな状態がになりつつありますので、ちょっとこんな感じで書いてみました。
    これから、オーディオをという初心者の方ぜひ参考にしてみて下さい。


    下の写真は たまや2号の試作品を作っているとき 、吸音材の入れ方で色々苦労した時の写真です。測定データは開発者がとったものです。まさに悪戦苦闘の連続でした。

    B2009-2-22-1.jpg

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