バランスがやっぱりよい その2
こんな事を言うと又世間から非難をあびると思うのですが
2CHステレオ再生でプリアンプって本当に必要なの ?
時々そう思っています。アナログの時代ならばフォノイコライザーが入っていた事が多かったので、それなりに意味は分るのですが、CDの時代になったのに、何故か必要以上に使われているような気がしてなりません。
色づけを好むのであればそういう考えもあるのかもしれませんが 、昔からたくさん言われてきた
原音忠実再生
を目指すならばプリアンプは、本当に必要でしょうか。
思うに 特に高級ブランドオーディオメーカーなどは商売が上手なので、
「お客さんやっぱりプリアンプも100万円以上じゃないと使いものになりませんよ。プリアンプがあって始めて、このパワーアンプが生きているわけですよ。」
といか言うような話が多いのではないかと・・・・・・
やっぱり私は究極を目指すなら DACバランス出力 バランスアッテネーター アンプバランス出力ですね。
これ以上言うとたぶん怒られるので止めます。・・・・爆)
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昨日の続き テキスト 西出晃
その回答の一つが7月のOJI Specialイベントで実験した構成なのです。
今回の構成ではDPAT-01から出力されたSPDIF信号をデジタル上で左右に分離してDACに接続、DACからでた信号はアッテネータを通過してアンプに入りどこにも干渉されることなくスピーカー端子につながります。それが プラス側とマイナス側で全く同一の回路になっています。さらに左右で 信号が共通になっている部分は全くなく、完全な左右独立かつ理想を目指したバランス電送を行っています。その構成でよけいな回路を通らない最小構成を目指しました。
一般の回路ではどうでしょうか? まずプリアンプでバランスをアンバランスになおしてしまいます。そしてまた送り出しでバランスに変えるという作業をし、パワーアンプでまたアンバランスにし、スピーカーをドライブするという形になり、回路の途中では(ケーブルも含む)バランス回路として働いていますが、アンプの中身はアンバランス動作になっていることが多いのです。アンバランスとバランスの変換を2回行うだけでもオペアンプをかなり使いますからトータルではかなりのアンプを通ることになり、これは明らかに音質劣化になります。最近はDAC出力が主ですから、ゲインが適切にあるパワーアンプではプリアンプは不用な場合が多いのです。
さらにパワーアンプでは入力部がバランスというだけで トランジスタアンプでは内部では一般的なコンプリメンタリトランジスタのプッシュプル回路ではプラス側とマイナス側で動作が異なります。つまりスピーカーの飛び出す側と引っ込む側で同じ動作をしないのです。
これは バランス回路でなくても同じことがいえます。すなわち、どうしても同じ回路でプラスとマイナスの動きを同一にしたいと言う願いがありましたし、その音を聞いてみたかったのです。
OJI Specialでは 一番単純な回路で 理想に近いバランス再生を行ってみました。それが今回のバランスアッテネータを使った再生です。
写真はアッテネータの内部回路をケースから取りだした物です。
今回は 完璧なバランス再生を目指して設計しプラス側とマイナス側で全く回路が同一なOJI SpecialのDAMPー01を使いましたが、それを使わなくても 余分なオペアンプなどの回路を通らない単純なアッテネータは皆様のオーディオ装置の性能をさらに引き出すことと思います。これはアンバランスでも同じ事が言えます。
バランスアッテネータは、回路図の通り単純な回路です。共通アース部分の接続にはコバルトプレートを使い、ハンダはプラチナゴールドニッカスハンダを使いました。購入が難しいのは4連のディテントAカーブボリュームですが、(写真参照)入手ができない場合は、2連のボリュームを左右で分けて使うことで代用できます。
その他高級な金属皮膜タイプや、固定抵抗とロータリースイッチという手もありますが、かなり大変です。そこまで行わなくてもハイエンドと言える音質を楽しめます。皆様も是非お試しください。
OJI Specialではパーツ入手困難な方などのために、パーツ購入や製作代行等ができます。購入は足を使って買い集めますし、製作はハンドメイドなので割高になりますが、入手難な方やご希望の方は、http://www.ojispecial.jp
のContact us の質問フォームで問い合わせをお願いいたします。
2CHステレオ再生でプリアンプって本当に必要なの ?
時々そう思っています。アナログの時代ならばフォノイコライザーが入っていた事が多かったので、それなりに意味は分るのですが、CDの時代になったのに、何故か必要以上に使われているような気がしてなりません。
色づけを好むのであればそういう考えもあるのかもしれませんが 、昔からたくさん言われてきた
原音忠実再生
を目指すならばプリアンプは、本当に必要でしょうか。
思うに 特に高級ブランドオーディオメーカーなどは商売が上手なので、
「お客さんやっぱりプリアンプも100万円以上じゃないと使いものになりませんよ。プリアンプがあって始めて、このパワーアンプが生きているわけですよ。」
といか言うような話が多いのではないかと・・・・・・
やっぱり私は究極を目指すなら DACバランス出力 バランスアッテネーター アンプバランス出力ですね。
これ以上言うとたぶん怒られるので止めます。・・・・爆)
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昨日の続き テキスト 西出晃
その回答の一つが7月のOJI Specialイベントで実験した構成なのです。
今回の構成ではDPAT-01から出力されたSPDIF信号をデジタル上で左右に分離してDACに接続、DACからでた信号はアッテネータを通過してアンプに入りどこにも干渉されることなくスピーカー端子につながります。それが プラス側とマイナス側で全く同一の回路になっています。さらに左右で 信号が共通になっている部分は全くなく、完全な左右独立かつ理想を目指したバランス電送を行っています。その構成でよけいな回路を通らない最小構成を目指しました。
一般の回路ではどうでしょうか? まずプリアンプでバランスをアンバランスになおしてしまいます。そしてまた送り出しでバランスに変えるという作業をし、パワーアンプでまたアンバランスにし、スピーカーをドライブするという形になり、回路の途中では(ケーブルも含む)バランス回路として働いていますが、アンプの中身はアンバランス動作になっていることが多いのです。アンバランスとバランスの変換を2回行うだけでもオペアンプをかなり使いますからトータルではかなりのアンプを通ることになり、これは明らかに音質劣化になります。最近はDAC出力が主ですから、ゲインが適切にあるパワーアンプではプリアンプは不用な場合が多いのです。
さらにパワーアンプでは入力部がバランスというだけで トランジスタアンプでは内部では一般的なコンプリメンタリトランジスタのプッシュプル回路ではプラス側とマイナス側で動作が異なります。つまりスピーカーの飛び出す側と引っ込む側で同じ動作をしないのです。
これは バランス回路でなくても同じことがいえます。すなわち、どうしても同じ回路でプラスとマイナスの動きを同一にしたいと言う願いがありましたし、その音を聞いてみたかったのです。
OJI Specialでは 一番単純な回路で 理想に近いバランス再生を行ってみました。それが今回のバランスアッテネータを使った再生です。
写真はアッテネータの内部回路をケースから取りだした物です。
今回は 完璧なバランス再生を目指して設計しプラス側とマイナス側で全く回路が同一なOJI SpecialのDAMPー01を使いましたが、それを使わなくても 余分なオペアンプなどの回路を通らない単純なアッテネータは皆様のオーディオ装置の性能をさらに引き出すことと思います。これはアンバランスでも同じ事が言えます。
バランスアッテネータは、回路図の通り単純な回路です。共通アース部分の接続にはコバルトプレートを使い、ハンダはプラチナゴールドニッカスハンダを使いました。購入が難しいのは4連のディテントAカーブボリュームですが、(写真参照)入手ができない場合は、2連のボリュームを左右で分けて使うことで代用できます。
その他高級な金属皮膜タイプや、固定抵抗とロータリースイッチという手もありますが、かなり大変です。そこまで行わなくてもハイエンドと言える音質を楽しめます。皆様も是非お試しください。
OJI Specialではパーツ入手困難な方などのために、パーツ購入や製作代行等ができます。購入は足を使って買い集めますし、製作はハンドメイドなので割高になりますが、入手難な方やご希望の方は、http://www.ojispecial.jp
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